はじめに
VRChat向けの展示空間「SILIQ Spatial Gallery Room」を公開しました。
SILIQ Spatial Gallery Roomは、作品や情報を静かに見せるためのギャラリーワールドです。展示物そのものが主役になるよう、空間全体は落ち着いたトーンでまとめ、フレーム、ショーケース、サインパネル、ウォールシェルフ、バナー、照明を組み合わせて構成しています。


SILIQ Spatial Gallery Room Demo
ワールドの展示内容や関連アセットをまとめて確認できる商品ページです。展示ルームの概要、画像、導線を見たい場合はこちらから確認できます。
商品ページを見るワールドのコンセプト
今回が初めてのVRChatワールド制作です。空間設計、Unity上でのレイアウト調整、VRChat上での動作確認、ビルド、アップロードまで、一通りの制作フローを経て公開しました。
このワールドは、今後SILIQで制作するアセットや作品を展示するための専用スペースです。壁面にはピクチャーフレームやサインパネル、中央にはショーケースやディスプレイベースを置ける余白を確保し、展示内容に応じてレイアウトを組み替えられる構成にしています。
大きな案内表示、近くで見られる小さな展示、少し離れて眺める展示を混ぜることで、歩きながら視線が自然に切り替わるようにしました。照明は展示物を邪魔しすぎないように調整し、空間の輪郭と展示物の見やすさが両立する明るさを意識しています。
見どころ
- 複数の比率に対応したピクチャーフレーム
- サインパネル、バナー、インフォメーションキオスクによる案内表現
- 壁面展示と床置き展示の両方に使えるレイアウト
- 展示ケース、シリンダーケース、ディスプレイ台などの立体展示向けパーツ
- ラインライト、スポットライト、スピーカーを組み合わせた落ち着いた空間演出
今回公開したのは、展示空間としてのベースです。展示するアセットは制作の都度入れ替える運用を想定しており、展示内容に合わせてワールドの構成も定期的に更新していく予定です。
制作について
制作にはUnity 2022.3.22f1とVRChat Worlds SDKを使用しています。
作業環境は、Macでアセット調整やレイアウト確認を行い、WindowsでVRChat Creator Companion、UdonSharp、SDKビルド、アップロード確認を行う形で進めました。モデル、画像、ライトマップなどの大きなアセットはGit LFSで管理し、MacとWindowsで同じプロジェクト状態を再現できるようにしています。
公開までに、展示用の各種Prefab、メインシーン、ベイク済みライティング、画像展示用素材を整理しました。動作確認はPC版、Meta Quest 2、iOS環境で行い、それぞれの環境でワールドに入れること、展示空間を移動できること、主要な展示物と案内表示を確認できることを見ています。
Windows側ではVRChat Creator Companion、UdonSharp、SDKビルド、アップロード確認まで行い、問題なく動く状態まで持っていけたため、今回公開しています。
今後やりたいこと
SILIQ Spatial Gallery Roomは、公開して終わりではなく、展示内容を更新しながら育てていくワールドです。
今後は、展示画像の追加、案内表示の改善、動画ディスプレイやインタラクションの導入、展示テーマごとの見せ方の調整などを進めていく予定です。空間としての見やすさを保ちながら、VRChatらしい体験も少しずつ加えていきます。
遊びに来てください
VRChatで公開しています。ワールド名は「SILIQ Spatial Gallery Room」です。
初めての制作物であると同時に、今後公開していくアセットの展示拠点となる場所です。展示内容は定期的に更新していく予定です。

