Build Log

AIで作ったアプリは、初めて使う人にも伝わるだろうか

入口が分からない、保存できたか分からない、機能が多くて迷う。AIでアプリを作って気づいた体験の難しさを、SellaとNeroの会話とUI/UXの具体例から考えます。
Published
Author
SHIZUYA
Updated
AIで作ったアプリは、初めて使う人にも伝わるだろうか

SHARE

この記事を共有

XLINEBluesky

動くけど、どこから使う?

AIでアプリを作っていると、画面やボタンが形になっていくのが面白いです。機能も動くようになった。なのに、初めて触る人の立場で考えると、気になることが増えてきます。

たとえば、メモを作る画面。

スマートフォンでアプリを試すNeroとSella

作った本人には当たり前でも、初めての人には分からない。だからといって説明を全部足すと、今度は読むことが負担になってしまう。

何を見せ、何を選んでもらい、次にどう動いてもらうか。 この流れを考えるのが、想像以上に難しいと感じました。

押したあとも、迷うことがある

保存を押したのに何も変わらないと、もう一度押したくなるかもしれません。保存中なのか、終わったのか、失敗したのか。その違いも伝わる必要があるんですよね。

入口だけでなく、操作への反応、その次の一手まで見る。ボタンが正しく動くかとは、少し別の話です。

入口・反応・次の一手から、操作の流れを考える

エラーが出たときに入力が残っているか、元に戻せるか。迷ったり間違えたりしても、続きを始められるかも気になります。

少しずつ分かる画面にしたい

そこで参考になりそうだと思ったのが、ゲームのレベルデザインです。

簡単な操作を試し、結果が分かり、次の仕組みに触れていく。レベルデザインは空間や課題も含む幅広い概念ですが、何を理解したあとに、次を試したくなるかという見方は、アプリにも使えそうです。

機能を隠すこと自体が目的ではなく、必要になったときに見つけられるようにする。最初の操作が分かれば、次に進む余裕も生まれそうです。

よく使う操作と、細かな設定を分ける

メモの入力と保存はすぐ見える場所へ、細かな表示設定は設定画面へ。ただ、頻繁に使う機能まで奥へ隠すと不便になります。何を先に出すかは、利用場面によって変わります。

参考:NN/gの段階的開示の解説

最初の操作から、慣れてから使う機能へ少しずつつなげる

説明する前に、使い方を見たい

自分以外の人に試してもらうなら、操作を先回りして教える前に、どこで手が止まるかを見てみたいです。

押す場所を教えるだけでは、その人が何を手がかりにしていたかは見えにくい。自分には思いつかなかった探し方があるかもしれません。

試してもらうときの、小さな段取り
  • 「昨日のメモを探す」など、やりたいことを伝える。
  • 押すボタンや順番は、先に教えすぎない。
  • 止まったら、何を探していたか聞いてみる。

考えていることを言葉にしてもらう方法もあります。参考:NN/gの思考発話法

初めて使う人の動きを見て、入口・反応・画面のつながりを見直す

自分で作り始めると、普段使っているアプリのボタンや画面の順番、押したときの反応にも、理由があるのかもしれないと考えるようになりました。

AIで機能を形にしやすくなった分、こうした体験も試してみたい。小さく作って、誰かに使ってもらい、気になったところを直す。 その繰り返しにも、制作の面白さがありそうです。

皆さんは、初めてなのに迷わず使えたアプリや、どこから始めればいいか分からなかったアプリはありますか?

SHARE

この記事を共有

XLINEBluesky

AUTHOR

SHIZUYA

Creative Developer / Designer / Musician

フロントエンド開発、3D表現、AI活用、音楽制作などを横断しながら、美しく機能する体験を追求しています。